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[コンサル]日本にいるウェディングプランナーの数[フェルミ推定]

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現在、総合コンサルティングファームで勤めている私ですが、次は戦略ファームにチャレンジしたいと思っています。

こちらの投稿では、コンサルティング業界では転職時に対策が必要になるフェルミ推定を実際に行っていく過程を例題を取り扱いながら、お伝えしていきたいと思っています。今回のお題は「日本にいるウェディングプランナーは何人か?」です。

私は今年結婚したのですが、もしかしたら面接とかでも聞かれるんじゃないかと思い、事前に対策をしておこうと思ったという背景もあり、今回はこちらがお題となっています。

想定する読者

  • コンサルティングファームへの就職を考えている就活生
  • コンサルティングファームへの転職を考えているコンサル未経験の社会人の方

メリット

  • 面接に向けての練習問題として活用できる
  • 面接の場で問題に対してどのようにアプローチしていくべきかがわかる
  • 面接の場でどのように話をするべきなのかが参考にできる
  • 面接の場で問題を解いていくのと同時にどのような説明をするべきかがわかる

それでは、実際に面接の場で問題が出されたと仮定して、面接官と話しているようなイメージで以下、書いていきます。

前提の確認、アプローチの確認

やり取り(例)

自分「はい、それでは、日本にいるウェディングプランナーの数について、推定していきたいと思います。前提については、あらかじめ”日本の”と確認が出来ていますので、どうやって算出していくか、アプローチについて考えていきたいと思います。」

自分「ウェディングプランナーは、結婚式の実施という需要を満たすためにいるという考えから、日本において年間で発生する結婚式の回数を、年間で一人のウェディングプランナーが担当する結婚式の数で割ることで、ウェディングプランナーの人数は算出できると考えます。」

自分「また、日本において年間で発生する結婚式の回数は、人口×未婚率×結婚する割合×結婚式を行う割合から算出でき、これらの値については年代別に異なることが想定されます。」

自分「年間で一人のウェディングプランナーが担当する結婚式ですが、結婚式をひとつ実施するにあたって、ざっくりと2時間の打ち合わせが5回で10時間、その準備や結婚式当日の準備等で3倍の30時間、合計40時間が必要としますと、週に一回のペースで結婚式を実施するという計算になります。したがって、年間で55回が一人のウェディングプランナーが担当する結婚式であると仮定します。」

自分「それでは、年間で発生する結婚式の回数を求めるマトリクスを作成したいと思います。」

自分「年代別人口を18歳からスタートし、18-19、以降は5歳ずつ、となるように区切ります。50代以降については未婚率、結婚する割合等を加味すると結婚する方の人数は相対的に少なくなると考え、こちらのマトリクスからは除外している状況です。これらの年代別に、未婚率、結婚する割合、同年代の間に結婚する人数、そして結婚する人数を年間ベースで算出します。」

自分「未婚率については年代が上がるごとに増えていき、結婚する割合は35‐39歳をピークとして設定しました。結婚する人数については、同年代の間において、未婚者が結婚する割合としていますので、年間で結婚する人数はこの同年代において結婚する人数を、年数で割ったものとしています。数字については一部丸めている部分があります。」

自分「次に、この年間で結婚する人数を組数に直し、その組数のうち、結婚式を行う割合をかけることで、年間の結婚式の回数を算出しました。結婚式を行う割合については、18-19歳については金銭的な制限から半数の50%、以降は80%の割合がキープされ、40代以降からは結婚式を執り行わない方も多いと思い、割合を減らしました。」

自分「結果、得られた年間の結婚式の回数は、合計で60.4万回です。これを一人のウェディングプランナーさんが年間で対応する数である55で割ると、約1.1万人となります。」

需要=供給で考える

ウェディングプランナーの数は?と聞かれたら、ウェディングプランナーを就職先として選択する割合などから求めていくこともできますが、数多くある就職先の中からウェディングプランナーを選ぶ割合、確率は感覚的に分かりません。

そこで、今回はウェディングプランナーは結婚式という需要に対して、供給を満たすように存在していると考え、アプローチ策定を行いました。

年間に行われる結婚式の回数は?と聞かれたら解法がずっと思いつきやすいのではないでしょうか。感覚的にこのアプローチを思いつくこともできる人もいるかもしれませんが、もし、ぱっと見でとっつきにくいと思える問題が出された場合は、需要=供給という考えで、アプローチを考えてみると、ずっとやりやすくなるかもしれません。

検証

やり取り(例)

面接官「ありがとうございます。この約1.1万人という数値ですが、どの程度確かだと思いますか?」

自分「はい、まずは、人口に対する割合で考えたいと思います。日本の労働者人口は20歳から60歳までとして、女性の半数は専業主婦あるいはパートであると仮定すると、正規の労働者人口は150万人×40×1/2、つまり3000万人となります。1.1万人という数字は、労働者のうち、おおよそ3000人に一人の割合となります。」

自分「感覚的には、3000人に一人の割合というのは少ない印象を持っております。要因としては、一人のウェディングプランナーさんが年間で担当する結婚式の数を多く見積もってしまった、という点が上げられます。」

自分「仮に、1週間に一度のペースを落として、10日で1度とすると、年間では営業日が20×12、つまり240日あり、それを10で割ることで、24回になるので、60.4万回を24回で割ると、2.5万人となります。」

自分「正規の労働者人口3000万人と比較すると、1200人に一人の割合となるので、これで少々感覚に近くなった印象を持ちます。」

面接官「ありがとうございます。それでは・・・・(以下略)」

検証では、違和感があれば計算をやり直す

今回は、一度算出した値について、人口に占める割合を計算してみて、感覚値に合うかどうか、という観点で検証を行ってみました。

ここで、もし違和感を感じるような結果になった場合には、検証と合わせてどこに問題がありそうか、特定し、再度計算を行いましょう。

感覚なので正直分からない部分はありますが、

実際の数値

結果について調べてみましたが、2019年は結婚した組数が60万組だそうです。ソースはこちら

結婚した組数ですので、ここから結婚式を行った回数はさらに絞り込まれることとなります。なので、ちょっと多く見積もってしまった、という結果ですね。

どこに問題があったのかと考えれば、30代の未婚の方が結婚する割合を多く見積もってしまったのではないかと思います。

また、ウェディングプランナーの人数については、それとわかる情報がなかったのですが、結婚式場の従業員数は1.5万人とのこと。ソースはこちら

うーん、こちらも結構少ないですね。1.5万人が全員ウェディングプランナーではないので、実は1万人くらいという数字自体はあっていたのかもしれません。

まぁそうなると、結婚式の数はもう少し少なくて、ウエディングプランナーさんが一人で対応する結婚式の数はやはりもう少し少なくてよかった、ということになりますね。

おわりに

ライフステージに関連する問題はよく出るようです。結婚、引っ越し、出産、住居の購入、等ですかね。

今回は、需要=供給で問題のとらえ方を変え、アプローチを作成するパターンの問題でした。

引き続き、いろいろなフェルミ推定の対策が出来ればと思います。

これまで、面接官とのやり取りの形式で記述してきましたが、その必要性が無いんじゃないかと思っており、次回からは見せ方を変えたいと思います。

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