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[コンサル] 眼科医の売上[フェルミ推定]

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現在、総合コンサルティングファームで勤めている私ですが、次は戦略ファームにチャレンジしたいと思っています。

こちらの投稿では、コンサルティング業界では転職時に対策が必要になるフェルミ推定を実際に行っていく過程を例題を取り扱いながら、お伝えしていきたいと思っています。今回のお題は「眼科医の売上は?」です。

想定する読者、メリット

想定読者

  • コンサルティングファームへの就職を考えている就活生
  • コンサルティングファームへの転職を考えているコンサル未経験の社会人の方

メリット

  • 面接に向けての練習問題として活用できる
  • 面接の場で問題に対してどのようにアプローチしていくべきかがわかる
  • 面接の場でどのように話をするべきなのか参考にできる

前提の確認

まず、前提を確認します。ここで確認するべきは、眼科医の定義についてと、売上の構成要素についてです。

ここでは、特定の眼科医をイメージすることとして、医師が一人、受付が二人の体制で営業されている眼科医を対象に売り上げを考えていくものとします。

次に、売り上げの要素ですが、診療代、点眼薬などの薬、手術費用などが主な要素かと考えられます。ここでは、点眼薬などの薬の提供も行っている眼科医さんであるとします。

手術については、レーシックなどの手術も行っている眼科医であるとします。

また、売上は、年間のものを求めることにします。

Approach策定

それでは次に、眼科医の売上を求めていくための計算式を立てていきます。

今回想定している眼科医は医師一人と受付二人の小規模な眼科医なので、一日当たりの売上を算出し、それを年ベースに直すことで年間の売上を求めていきたいと思います。

眼科医は10時~13時の3時間、15時~18時の3時間、営業をしているとして、時間帯別に稼働率を設定していき、一人当たりの客単価をかけることで売り上げを求めることができると考えられるので、計算式は以下のようになります。

眼科医の売上 
= 営業時間 × 時間当たりの患者数 × 客単価 × 年間営業日数

セグメント分け、数値代入

営業時間 × 時間当たりの患者数については、以下のように営業時間をセグメントとして、マトリクス形式で推定を行います。

午前中が最も患者数が少なく、次いで午後の診療時間と続き、お昼の時間と夕方の時間は1時間に6人のペースで診療が行われるとしました。

この結果をまとめると、1日の診療者数は26人となります。ここでは計算を簡単にするため、もう少し多い時間帯もあるだろうということで30人という結果を用いることにします。

客単価についてですが、客のうち何割がどの程度の金額の売上をもたらすのか、という点を整理することで、一人当たりの客単価の期待値を求める方法を取ります。

こちらは、診療内容をセグメントとして、以下のようにマトリクスを作成しました。

検診と薬の提供だけで終わるケースは0.2万円、保険診療の手術は5万円、自由診療の手術を15万円と負担額を設定しているのは感覚ベースとなります。また、患者さんがどの内容に該当するかの割合については、90%が検診で、あとは保険診療と自由診療で9%と1%と分けるという仮定を置いています。

診療報酬については、今回は計算には含めていません。

手術となると、先ほどの営業時間別の患者数で仮説として置いておいた1時間に3人、4人、6人というペースでは対応できないものになるとは思われますが、割合が少ないのでここでは誤差の範囲とします。

この結果を用いると、患者さん一人当たりの期待売り上げは約0.8万円という結果になります。

最後に、年間の営業日数を300人とすると、Approach策定の部分で立式した数式に代入することができます。

結果は、30人 × 0.8万円/人 × 300 ≒7,200万円 
7.200万円という数値となりました。

検証

感覚としては、そこそこ外れていないのではないかと思います。1億円を超えていたら多いな、という印象でしたが、5000万円以上はあるのではないか、という感覚でしたので、うまく収まってくれました。

実際の数字を確認する前に月ごとの数字に直してみて違和感がないかを考えてみます。

7,200万円が年間の売上なので、ひと月では600万円の売上となります。人件費が4割程度だとしたら、240万円を医師と受付さんで分けるので、医師が180万円、受付の二人が30万円ずつ給料をもらっている、という結果になるとすれば、これまた違和感はない数字かと思います。

では、実際にはどの程度なのか、という点を確認すると、こんなデータが見つかりました。医療収益が平成29年度時点のデータですが約1.1億円の売上とのことです。

眼科医って、結構儲かるみたいですね。

終わりに

今回は、売り上げについて求める問題でしたが、そもそも医療機関の売上って何を含めているのか、というところで疑問が出ました。

患者の負担額以外に診療報酬というものがあるという話は聞いているけど、あれって、売り上げに入るのか?という疑問を持った結果、今回は売上には含めないという仮定を置いて進めていますが、こうした確認ポイントは実際には面接の中で面接官に確認をするポイントになります。

ちょっと気になってきたので、この部分は個別に調べておくようにします。(もし、診療報酬も売り上げに含めるべきなのであれば、相当程度の推定ミスが起きているということになりますからね・・・)

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