本日はワルシャワ住民の憩いの場、ワジェンキ公園を予習します。
憩いの場ではありますが、サッカーしたりスケートボードしたりは景観を損ねることにもつながるので禁止されています。
URLはこちら
https://www.lazienki-krolewskie.pl/en
Agenda
基本情報
ワジェンキ公園は、ワジェンキ宮殿の周りにあるおおきな公園です。敷地は76万平方キロであり、東京ドーム約16個分になります。
ワジェンキ宮殿はポーランド国王のスタニスワフ・アウグスト・ポニャトフスキ(King Stanisław August Poniatwski)が保有していた宮殿(夏のための別荘)です。
ポニャトフスキ国王は、改革主義的な政治家であり、哲学者でもあり、そして芸術に対しては多大なる支援を行うパトロンでもありました。
ポニャトフスキ国王は1764年に戴冠し、1795年に退位するまでの間、ポーランドを近代化しようと努めましたが、国王の在位中にポーランドはロシア、プロイセン、オーストリアによって分割されるなど、政治的な敗北を喫します。
その代わり、というわけではないかもしれませんが、ポニャトフスキ国王はワジェンキ公園を通じて自身の持つユートピア構想を実現しようと考え、結果、今日もワルシャワ住民に愛されるワジェンキ公園が作られます。
入場可能時間、料金
ワジェンキ公園は無料、入場可能時間は日の出~日没までとなります。
ワジェンキ宮殿の入場可能時間、料金は以下の通り。(※2019年6月時点)
- 5 - 9月 火・水・金・土・日 10:00 - 18:00, 木 10:00 -19:00
- 10 - 4月 9:00 - 16:00
※毎週月曜日はお休み - 大人料金:25ズウォティ (720円)
- シニア:18ズウォティ(520円)
- 子ども、学生:1ズウォティ(30円)
※木曜日は無料になります。
4つの庭園
ワジェンキ公園には有名な庭園が4つあります。それぞれ、特徴は以下の通り。実際に見に行かないと特徴なんてわからないのですが、公式ホームページに記載があったものを抜粋しています。
(日本語だと何て呼ばれているのかわからなかったので、英語で載せています)
- The Royal Garden
17世紀に造られた庭園で、ワジェンキ公園の庭園の中では最も古いもの - Nineteenth Century Romantic Garden
ベルヴェデーレ宮殿に隣接している 英国式庭園(ベルヴェデーレ宮殿にはレストランがあります) - Twentieth Century Royal Garden
より近代的な庭園(・・・とはいったい・・・?) - Chinese Garden
中国式の庭園。ポニャトフスキ国王の時代には中国式の橋や、中国大通りと名付けられた通りがあったことが2012年に判明し、2014年から復興された庭園。
ショパンの像、毎週日曜日のリサイタル
ワジェンキ公園にはショパンの像があり、ここはそれだけで観光スポットになりますが、夏になるとこの像の前で毎週日曜日、無料のリサイタルが開かれます。
ピアニストは全世界から集まった著名な演奏者であり、毎年8万人がリサイタルを聞きに訪れるそうです。このリサイタルは、1959年から継続されており、今年で60回目になります。
- 期間:5/19 - 9/29
- 時間:毎週日曜日の12:00 - 16:00
タイミングが合えば行きたかったのですが、残念ながら今回はいけません・・・
野生動物に会える (※餌やりはNG)
ワジェンキ公園には、リス、孔雀、キツネ、などがいるようです。
注意したいのは、餌をあげるのはNGだということ。とはいいつつも、餌をあげてしまう人が後を絶たないためか、リスあたりは人間の足を登ってくる個体がいるようです。
引っかかれたりしたら病気になる可能性もあるので、野生動物にあったときには注意が必要ですね。
無料というのがいいところですね。かなり広い場所なので、トイレ休憩あたりも気を付けながら散策するようにしましょう。