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[体験談]コンサルティングファームの採用面接で聞かれたこと・よくある質問とその回答例②[ファーム別志望動機]

投稿日:2019-07-19 更新日:

コンサルティングファームの採用面談で聞かれる内容、回答例

前回の投稿の続きを行っていきます。
以下の質問について、回答例を記載します。

よくある質問

  • これまでの職務経歴は? / 大学では何に力を入れたか?
  • なぜ今転職活動をしているのか?
  • なぜコンサルティングファームなのか?
  • なぜうちなのか?
  • これまでの経験が、どのようにコンサルティングファームでいかせるか?
    • 大学での経験
    • 社会人としての経験
  • 入社後、どんなことをやりたいのか?
  • 入社5年後にはどうなっていたいか?
  • 将来的なキャリアパスはどう考えているか?

なぜうちなのか?(他ファームとの比較)

この質問に答えるためには、各コンサルティングファームの違いを抑えておく必要があります。

最近は多様性を意識しているファームばかりなので、各コンサルティングファームはどこも多種多様な人種、バックグラウンドを持つ人材を備えています。

そのため、安易に「人柄が~」というのはオススメできません。

各コンサルティングファームの持つ特徴、得意領域などを引き出し、志望動機を作ると説得力が高まるでしょう。

戦略コンサル(マッキンゼー、BCG、ベインアンドカンパニー)

戦略コンサルといえば、少数精鋭、Up or Outのカルチャー、全世界のスタッフと協力できるグローバル体制、優秀な人材が集まる、というのはどこも同じです。

手っ取り早く、間違ってはいないという目線でなぜそのファームなのか、というお話をするのであれば、以下のようになります。

マッキンゼー:業界ナンバーワン、真のコンサルティングファームとも呼ばれる

コンサルティングファームはマッキンゼーと、マッキンゼー以外に分かれる」といわれるほどの地位を確立しているファームがマッキンゼーです。

「マッキンゼーでは、そもそも志望動機を聞かれることもない。なぜなら、マッキンゼーに入りたいと思うのは当たり前だから。」

こんな話もありますね。
なので、正直、志望動機はナンバーワンのファームだから、というもので十分ではないかと思います。

他にもあげるのであれば、「日本のマッキンゼーは日本支社という位置づけではなく、One firmの一つとして、海外のオフィスとも同じ位置づけでプロジェクトにかかわれるから」、

あとは「実行支援ではなく戦略策定にフォーカスしているので、真の意味でのコンサルティングファームであるから」というものも使えるでしょう。

注意いただきたいのは、One Firmという、マッキンゼーのホームページにも使われている言葉を使用した志望動機について、これは正直に言って完全に嘘です。

ただ、ホームページに思いっきり書いてありますので、面接官は否定できないはずです。そのため、実態は嘘ですが、面接では使ってもOKです。

グローバル体制は整ってはいますが、アメリカが一番偉くて、日本人は日本でのプロジェクトに集中してろよ、というのがマッキンゼーに限らず、どこのファームでも同じ実態です。

それができていないから、One Firmとかいう理想を言葉にしているのです。

BCG:日本にコミットしている、日本文化的、悪く言えばコンサルっぽくない、実行支援まで実施

BCG、ボストンコンサルティンググループは、最も早くから日本に進出したコンサルティングファームです。

「日本が世界で発揮するプレゼンスを高めたい」などの理由は志望動機として違和感がないかと思われます。

BCGは日本を重要な市場としてとらえており、そのため日本文化に詳しい中途人材を多く採用する傾向が強いです。

元財閥系企業からきている人が多く、社内の文化としてはよくイメージされるコンサルティングファームよりは日本企業の持つ育てる文化、というものがあります。

したがって、「数年経験したらすぐに別業界に行く、という考えではなくコンサルの仕事を長く続けたいと思っている」という場合はBCGはよい選択ではないかと思います。

1サンプルでしかないですが、コンサル未経験だった私が面接に行った際、「入社してくれたら僕が責任をもって面倒を見るよ」、という言葉をかけてくれたマネージャーの方もいました。

加えて、ある特定の領域、業界に対して非常に深い知見を持った人材が社内に多く存在する点も特徴です。

これは逆に言えばジェネラリストタイプのコンサルが少ないということになるのですが、「スペシャリストを目指したい」という方はBCGがフィットすると思います。

さらに言えば、戦略コンサルティングファームの中では実行支援までを引き受けることも多いのが特徴です。

実行支援までいれると一つのプロジェクトで1年以上となるケースもあり、このように長くクライアントと付き添う形態が多い点は、BCGが日本企業に好かれる理由でもあります。

「戦略から実行支援まで一貫して関われるから」というのも志望動機としては納得できるものになるでしょう。

ご注意いただきたいのは、プロジェクトのなかで中核人材として認識されている状況であれば、戦略策定から実行までかかわり続ける、ということはあると思いますが、

ただの作業員のような関与状況であった場合はこの限りではないということです。

戦略策定にはそれに向いたスタッフがいますし、実行フェーズではそれに向いたスタッフがいるのは当然なので、

仮に未経験で入社された場合は戦略策定から実行支援までを一貫して関与する、ということはおそらくはじめのうちは少ないであろうことはご理解ください。

ベインアンドカンパニー:規模が小さい、DD案件が多くファンドと仕事ができる

ベインアンドカンパニーは、マッキンゼー、BCGを含めたいわゆるMBBの中では最も平均年収が高いことで有名です。

その理由は戦略策定に加え、金払いの良いファンド向けのDD案件を数多く高スピードでこなしているからです。

規模もMBBの中では小さいので、高収益の案件にフォーカス、あるいは数を多くこなすことが求められますので、「成長を遂げたい、多くのプロジェクトに関与する機会が欲しい」という方にとっては、規模が小さいことは逆に良い環境になります。

また、社員数が少ないので比較的一人一人の発言権が大きくなります。これも志望動機にしてよいでしょう。

もちろん、あなたの専門性がコーポレートファイナンスであれば、ベインアンドカンパニーでいかせる経験をお持ちであるということになるので、それを志望動機にしてもよいでしょう。

昨今、M&Aは日本である種ブームのようになっています。しかしながら、ゴールドマンサックスの調査結果によれば日本企業が関係するM&Aは世界と比較して高値掴みとなる傾向が非常に高く、その要因の一つはビジネスDDがうまく行われていないためです。

「ビジネスDD案件が多いベインにおいて、ビジネスDDの専門性を身につけ、日本企業の関係するM&Aの経済性を高めたい、そして日本経済の発展に貢献できる人材になりたい」などは使える志望動機だと思います。

いずれはファンドに行きたいと思っているのであればそれも志望動機になりますが、これは面接の場では伝えるべきではありません。

すぐに辞めるつもりなんだな、と思われないほうがベターだからです。

総合コンサル:Big 4 (デロイト、PwC、EY、KPMG)、アクセンチュア、アビームコンサルティング

総合コンサルは、戦略策定から実行支援、システム導入まで幅広く対応できるコンサルティングファームです。

母体が何だったか、という理由などでいろいろと強みや弱みがありますが、簡単に使える志望動機をご紹介します。

デロイトトーマツコンサルティング:日本企業、ITのグローバルPJに強いというイメージがある、システム導入を強化中

デロイトトーマツコンサルティングは、名前は外資っぽいですが、実は外資は入っていない、完全日本企業です。

メンバーとしてデロイトのネットワークに参加しているので、グローバル体制は確かにありますが、社内は完全に日本企業で、パートナー人には英語をまともに話せない人もいたりします。

しかしながら、デロイトというグループの一員であることはクライアントから評価されており、グローバル対応、特にIT系の導入領域ではグローバルの実績が多数あるためグローバル案件といえばデロイト、というイメージを持たれています。

したがって、「グローバル案件、クロスボーダー案件にかかわりたい」というのは志望動機として使えます。英語が話せればとりあえずいいね!というフィードバックがもらえますので、そのまま入社後に海外に行けちゃったりします。

日本企業であるため、新卒は非常に大事にされています。
新卒はホワイト企業かのような扱いになっているそうです。

中途では、IT関係の人材を多く採用しており、組織としてもシステム導入系の案件を増やそうとしています。システムに強いといえばアクセンチュアなんかと同じなのですが、違いは保守までは行わないこと。

したがって、「システム導入で企業のビジネスに変革をもたらしていく機会に多く関わりたい」という思いは志望動機として使えると思います。

PwC:日本法人の規模が小さい、グローバルPJが多い、キャリアが多様

プライスウォーターハウスクーパースは外資の企業となります。

全世界で見るとデロイトとそん色のない規模になるのですが、日本法人は人数が少なく、そのせいもありプロジェクトの7割が海外のオフィスが持ってきたグローバルPJという、

「グローバル案件を多く経験したい」人には最適な環境かもしれません。

人数が少ないことにもよるのですが、コンサルタントは様々なプロジェクトを経験できることが多く、そのなかでキャリア選択も自由に行われる傾向があります。

「コンサルタントの真の価値は、特定の領域だけではなく、様々な領域、業界の知識を持っていることだと思っています」というのは、多様なキャリア選択ができるPwCで使える志望動機ではないかと思います。

ちなみに、どこのファームも、ユニット間の異動はできます、ということを言いますが、私自身が実際に聞いたことがあるのはPwCくらいのものです。

ユニット間異動をするには所属パートナーと異動先パートナーの間で合意がされなくてはならず、プロジェクト数が多い状況だとどこも即戦力を手放すことなんてできないので、猛烈な引き留めにあい、

結局、急遽昇進をさせることを条件に申請を出したスタッフには異動を諦めてもらう、ということになったりすることが多いのです。

他のコンサルティングファームよりも多様な業界、多様なプロジェクト、そして多様な国での仕事を経験する機会に恵まれているからなのか、PwCを卒業した方は、コンサルよりは事業会社、それもベンチャーに行く人が多いイメージです。

私が知っている方ですと、ポケモン、WeWork、メルカリ、グノシーとかに行った方々がいました。

いろいろな仕事を経験するので、素晴らしい企業を知ること機会にも恵まれるのでしょう。

EY:今後伸びる可能性が高い、日常がグローバル、出版する本のレベルが高い


EYは、PwCと同じく外資です。

規模が小さいという点はほぼほぼPwCと同じなのですが、今後大きく伸びる可能性を持っているファームです。

ちょっとまえに会計関連の不祥事に巻き込まれたEYですが、そのタイミングで英米のファームから資本注入があり、一転して日本を主戦場とする方針となりました。

人材も急拡大を遂げており、特筆すべきはスタッフの増加だけでなく、シニアマネージャー、パートナーレベルの人材をほかのファームから引き抜いていることです。

コンサルティングファームはクライアントに変革をもたらす存在として期待されますが、自分たち自身が急拡大するというタイミングを経験できるのは、EYだけなのではないかと思います。

つまり、経営者に対して提言しているコンサルタントたちが本当に経営できるのかがわかる、ということですね。

また、EYはグローバルな環境が整っています。
オフィスには外国人パートナーもいますし、日々の業務も英語で行われることが多いです。

デロイトのグローバルがクライアントからのイメージであり、PwCのグローバルがプロジェクトベースのものであれば、EYのグローバルは日常である、と言えるでしょう。

「真のグローバル人材を目指し、日ごろから多様な文化に触れられる環境が望ましいと考えた」というのはEYを志望する理由になります。

また、これは私の主観も入りますが、EYの出版する本は概してレベルが高く、網羅性、文章のわかりやすさ、丁寧さ、どれも素晴らしい出来になっています。
デロイトの出す本なんかはあんまり好きになれません。

こういった本はスタッフレベルの人員が書くのですが、高レベルのボリュームとクオリティが出せていることを話して、

「マネージャー以上の人員ではなく、身近に接するであろうスタッフレベルの人材に優秀な人がそろっていることが望ましいと考えた」というのはちょっとマニアックですがいい志望動機になるのではないかと思います。

KPMG:アジア案件が多い、FASとの協調が多い、監査クライアントが少ない、 組織がいい意味で未熟

KPMGもPwC, EYと同様に外資となります。

特徴は、アジア案件が多いことです。日本企業のアジア進出案件などを手伝っていることが多い認識です。

グローバル体制も整っていますが、感覚としては日本語を話せる外国人の方々を雇っている割合が高いです。なので公用語も日本語です。

コンサルティングファームだけで仕事をするのではなく、Tax、FAS、あずさ監査法人と一緒に案件を実施することが多く、会計色の強い仕事をいくつか持ちながら、メインで担当するコンサル案件も持つ、というような業態になることが多いです。

なかでも、FASの関係するM&A案件に一緒に取り組むことは多いようです。

また、コンサルティングファームは、母体である監査法人が監査クライアントとしている企業に対してはコンサルティングサービスを提供できないのですが、

あずさ監査法人は他Big4の母体である監査法人、トーマツ、新日本、あらたに比べて監査クライアントが少ないため、最も多くのクライアントにアプローチできるコンサルティングファームでもあります。

「多くのクライアントにアプローチできる」という点は、企業研究をしっかりしていることの訴求にもなるかと思います。

組織は他Big4のなかでも最も未熟であり、リソース管理、モチベーション管理、上位者との定期的なレビュー面談の実施、など昨今はどこの企業でもやっているようなHR主導の試みが全く行われておりません。

「そんなものは放っておいてとにかく働きたい」という方がいれば、それはいい志望動機かどうかはわかりませんが、面接官からは同意を得られるかもしれません。

アクセンチュア:世界最大規模、とんがった人が好まれる文化

アクセンチュアは世界で最大規模のコンサルティングファームです。

その規模と、戦略策定、実行支援、そしてアウトソーシングまで対応できるという広いビジネスモデルと監査法人が母体ではない点を生かし、

あらゆる領域で食い込んでくる、コンペになる立場としては最もやりあいたくない相手です。

アクセンチュアは戦略策定のフェーズから最終的にアウトソーシングまで進め、そこで先行投資を回収すればよいという考え方をしているので、

業界ではありえないほどのディスカウントを戦略策定、実行支援の段階で行ってきます。

よって、提案力はどこのファームよりも強く、あとで回収できるという強いスタンスからくるものなのこ、クライアントに対しても非常に強いスタンスを保持するカルチャーがあります。

実際に働いていた方からは、「クライアントを管理というか、支配するのがアクセンチュアにおけるマネジメントの範囲だ」という言葉が出たのが印象に残っています。

「御用聞きではなく、クライアントのためを思いつつも厳しいコメントを出せるコンサルタントになりたい」というのは、アクセンチュアであれば実現できますし、納得のできる志望動機になります。

クライアントに対しても強いスタンスでいるので、社内ではバチバチのやりあいも発生します。「真の価値は、摩擦なしに生まれない」なんていうのは、多くの面接官が納得するものだと思われます。

アビームコンサルティング:日本企業、アジアへの展開を強化中、システム導入が命

アビームコンサルティングは、日本企業です。

日本企業のアジア展開を会社の戦略として進めようとしている組織になっています。

「日本企業のアジア進出を支援したい」というのは、説得力のある志望動機となります。

総合コンサルティングファームではありますが、一番の強みはシステム導入、それもERP導入となります。他のファームと異なる点は、コーディングまで実施する組織がある点です。

他のコンサルティングファームは、コーディングを行う組織を別法人としてインドなどの海外オフショアに持っていたりするのですが、アビームコンサルティングは所属コンサルタントの中にコーディングできる人材を抱えています。

「業務策定、システム設計、そしてコーディングまでできる人材になりたい」というのは、アビームコンサルティングでしか言えない志望動機になります。

日本企業らしく、育てる文化もありますので、文系のバックグラウンドを持つ人でありコーディングが初めてであったとしても半年でできるようになった、という話はよく聞きます。

よくある質問

また長くなってきましたので、今回はここまでとします。次は、どのようにこれまでの経験が生きるのか、という点について回答例を記載していきます。

  • これまでの職務経歴は? / 大学では何に力を入れたか?
  • なぜ今転職活動をしているのか?
  • なぜコンサルティングファームなのか?
  • なぜうちなのか?
  • これまでの経験が、どのようにコンサルティングファームでいかせるか?
    • 大学での経験
    • 社会人としての経験
  • 入社後、どんなことをやりたいのか?
  • 入社5年後にはどうなっていたいか?
  • 将来的なキャリアパスはどう考えているか?

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