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SAP S/4 HANA Trialをやってみる
今日は、久しぶりにSAP関連の投稿です。
SAP S/4 HANA、実は触ったことがなかったのですが、来年からSAP関係の仕事をすることになるので何とか予習しておきたい・・・と思い立ち、SAP S/4 HANAのトライアルを行ってみました。
トライアルは SAPのホームページから始めることができるのですが、案内はすべて英語になっているので、こちらの投稿ではこのトライアルを始める方法について日本語で解説したいと思います。
今回は、AWS上にインスタンスを作る形でトライアルを行ってみましたので、AWSの料金がかかっており、完全無料ではありません。(AWSの料金のみ、1時間4ドルかかりました)
まずはSAPのS/4HANA Trialsページへ
まずはGoogle検索で「SAP S/4 HANA Trial」と検索し、一番初めに出てくるリンクをクリックしましょう。すると、こちらのページに飛べます。
Trialにはクラウドとオンプレミスのものがある
Trialができるものは2種類あり、クラウドは2週間、オンプレのものは30日間のトライアルとなります。
クラウドの場合は、メールアドレスなどを入れていけばすぐに使用開始できますが、オンプレの場合はちょっとだけ設定が必要になってきます。
今回は、オンプレの場合の設定方法をご紹介します。「Start your 30-day trial」をクリックしましょう。
画面が切り替わりますが、もう一度 「Start your 30-day trial」をクリックします。
名前、会社情報などを入力し、トライアルを行う上でのユーザーIDを作成します。必要情報を入力し、「Submit」をクリックすると、入力したメールアドレスにリンクを記載した通知が届くので、そちらのリンクをクリックすると、ユーザーIDが作成されます。
すでにユーザーIDをお持ちの場合はお持ちのユーザーIDとパスワードでログオンして頂くことができます。
作成したユーザーID、あるいはすでにお持ちだったユーザーIDでログインすると、画面が切り替わりますので、「Click here to start your trial!」をクリックします。
Cloud Appliance Libraryから、Instanceを作成する
次に、Instanceを作成します。Instanceは、Cloud Appliance LibraryのSolutionsから作成します。
①「Solutions」をクリックすると、Instanceを作成できるシステム一覧が表示されます。Trialという表記があるものがTrialで使用できるものなので、このなかから試したい業務プロセスなどに合わせて、適切なものを選び、②「Create Instance」をクリックします。
なんでもいいや、とりあえず動けば!という場合は、Fully-Activatedと書かれているものを使用すれば大体OKですね。
「Create Instance」をクリックすると、利用規約が表示されるので、問題なければ「I Accept」をクリックします。
Instance作成を行う際、Account情報を登録する必要があります。初の場合は①「Create a new account」を選択頂き、②Cloud Providerとして「Amazon Web Service」を選択、そして③「Access Key」と「Secret Key」を入力し、④「Create」をクリックします。
すでにAccountを作成済みの場合は①のステップの代わりに「Choose an existing account」を選択頂きます。
(※AWSのAccess KeyとSecret Keyを確認するには、AWSマネジメントコンソールからユーザー名をクリックし、「マイセキュリティ資格情報」をクリックです)
「Create」をクリックすると、約90分ほどでInstanceが作成されます。それまで待ってから、再度Cloud Appliance Libraryにアクセスしましょう。
Windows Remote DesktopでInstanceに入る
Instanceができたら、Instance一覧にActiveなInstanceが表示されています。「Connect」をクリックしましょう。
今回は、Remote Desktopを使用してみます。Pop upで出てきた画面の中から、RDPの行にある「Connect」をクリックしましょう。
Remote Desktopのパスワードは、Instance作成の際に指定したパスワードを使用します。無事Instanceに入ると、以下のような画面が出てきます。こちらに、SAPにログインするためのユーザーIDと、パスワードが記載されています。
ログインするには、皆様おなじみの「SAP Logon」ですね。
以下、ユーザーIDの列に記載されているものについては、「/」の前と後ろで2つのユーザーIDを示しているのでご注意ください。一番下の例でいえば、ユーザーIDはS4H_MM_DEMとS4H_MMの2つある、という意味です。
さぁ、これであとはテストで実機を動かしまくるだけです!
今回はAWSを使用した例をご紹介しましたが、AWSは停止(Suspend)している場合でも料金がかかるので注意です。 完全に課金を止めたいときは「Terminate」するようにしましょう。
以上、SAP S/4Hanaのトライアルの始め方でした!