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【Tableau】都内不動産の取引価格/件数推移の分析結果、好条件の市区町村・駅の探し方

Tableauで都内不動産取引件数、価格推移を描画

年末年始、ですよね。暇だと、何か分析をしてみようと思うのは私だけでしょうか?

以前もExcelを使ってすこーしだけやってみた都内の市区町村別、駅別の不動産取引の件数および価格推移をTableauで描画してみましたので、その結果を共有します。(作業時間30分程度

これを使うと、好条件の市区町村と駅を見つける際に役に立つんじゃないかなーと思います。

ランキングを示したりするものではなく、散布図と推移のグラフを作っただけなので、「ここがいい!」と何かを断言したりするものではないですのでご注意ください。

見方、使い方については後述します。Tableau Publicへのリンクはこちら

使い方、見方の説明

Visualization(描画)したもの

今回描画したのは、国土交通省提供の 2010-2018年に行われた都内の不動産取引実績情報です。 平均取引件数および取引時の築年数を、以下2つの散布図で示し、取引価格と取引件数の推移を折れ線グラフにしています。

  1. 市区町村別散布図:市区町村別に取引価格と面積の2軸でプロット
  2. 駅別散布図:駅別に取引価格と最寄駅からの徒歩分数の2軸でプロット
  3. 価格/件数推移:1,2で選択された場所の取引価格と件数の推移

市区町村別散布図と駅別散布図では、〇の大きさで取引件数の多さを表現していて、色の濃さで平均築年数の長さ表現しています。

〇が大きいほど取引件数が多く、色が濃いほど築年数の長い物件が取引されています。

市区町村と駅をクリックして使います

①市区町村別散布図の市区町村のどれかをクリックして頂くと、②駅別散布図と③価格/件数推移がクリックされた市区町村だけの内容に更新されます。

同様に②駅別散布図の駅のどれかをクリックして頂くと③価格/件数推移がその駅だけの内容に更新されますが、どこもクリックしていない状況ですと、②駅別散布図に相当数の駅数が表示されてしまっていますので、

まずは①市区町村別散布図で市区町村のどれかをクリック→②駅別散布図で駅のどれかをクリック、として頂くとわかりやすいと思います。

以下、使い方のイメージGif

(例)条件にある市区町村と駅を見つけるまで

例として、価格や広さなどの条件で希望がある場合に、どのように好条件の市区町村や駅を探すか、私が試してみた例を共有します。

6,000万円未満で80㎡以上の物件取引がある区

個人的に、もし買うならこれくらいの価格で、これ以下であってほしい、という条件が、6,500万円以下であること、そして80㎡以上であることです。(あと23区内)

これは、金額はもちろん資金面での制限が理由で、広さについては子育てするかも、という考えからです。この条件で、買いやすく売りやすいかどうかの指標となる取引先件数の大きさと築年数の短さを考えてみました。

市区町村別散布図の赤枠の中に入っているところで、かつ〇が大きく、色が薄いところをピックアップすると、以下となります。

  • 葛飾区
  • 足立区
  • 練馬区
  • 大田区
  • 板橋区
  • 江戸川区

治安の良さランキングを見てみると

次に、治安の悪いところは子育て的によくないでしょう、ということで削ってみようかと思います。治安は、ここのランキングを参考にさせて頂いたものを当てはめています。結果は次の通り。

治安悪いところばっかりじゃん・・・

  • 葛飾区(20位)
  • 足立区(23位)
  • 練馬区(16位)
  • 大田区(18位)
  • 板橋区(10位)
  • 江戸川区(11位)

板橋区と江戸川区だけに絞って、駅別にどこがよさそうか、見てみましょう。

条件に合致する駅

まず板橋区から見てみます。こちらも、買いやすさと売りやすさの指標として、取引件数が多く、最寄駅からの距離が近く、そして築年数の短いものを見てみます。駅からの近さは、7分を目安にしています

結果は、以下の駅になりました。

  • 板橋本町
  • 板橋区役所前
  • 中板橋
  • 大山

次に、江戸川区も同じ条件で見てみます。

江戸川区は、駅から遠いところが多いようです・・・

うーん、残念。江戸川区は、駅近の物件はあまり期待できないかもしれません。と、いうことで、板橋区の4駅について、取引価格と取引件数の推移を見てみます。

価格と件数の推移は

駅別に取引価格と取引件数の推移を見てみた結果が以下の通りです。オレンジ色が取引価格、青色が取引件数を示しています。

安価なのは大山、板橋区役所は昨年大きく上昇している

大山の取引価格は安定していますね。大きく値崩れはしなさそう、ととらえることができるでしょうか。

板橋区役所の価格は、昨年大きく上昇していますね。こういう時は、外れ値がないかを見るべきなんでしょうが、今回はいったんここまでにしておきます。

中板橋の取引件数は少し少ないかも

中板橋の取引件数は、ほかの駅と比較して少し少ないかもしれません。売りやすさを考えると、少し不安ですね。

あくまで参考情報ということで

このままいくと、大山かな!となりそうですが、当然これだけでは決められません。あくまで参考情報ということで、宜しくお願いします。

また本格的に考えるときになったら、別の切り口も入れてみたいと思います。

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