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[体験談]コンサルティングファームの採用面接で聞かれたこと・よくある質問とその回答例④ [入社後にやりたいこと]

投稿日:2019-07-22 更新日:

コンサルティングファームの採用面談で聞かれる内容、回答例

前回の投稿の続きを行っていきます。
以下の質問について、回答例を記載します。

今回は、「入社後にやりたいことは?」と聞かれた際に回答する内容について、気を付けるべきポイントと回答例をご紹介します。

よくある質問

  • これまでの職務経歴は? / 大学では何に力を入れたか?
  • なぜ今転職活動をしているのか?
  • なぜコンサルティングファームなのか?
  • なぜうちなのか?
  • これまでの経験が、どのようにコンサルティングファームでいかせるか?
    • 大学での経験
    • 社会人としての経験
  • 入社後、どんなことをやりたいのか?
  • 入社5年後にはどうなっていたいか?
  • 将来的なキャリアパスはどう考えているか?

入社後、どんなことをやりたいのか?
ファームの特色を抑えて回答するべき

こちらの質問、面接官の意図はこれまでの経験がどのようにコンサルティングファームで活かせるのか、という質問と同じく、

「戦力になってくれるだろうか、フィットしてくれるだろうか」
という部分の確認の意味と、

「うちがどんなことをやっているファームか、イメージできているだろうか」
という志望の強さについての確認の意味があります。

先日の投稿に記載しておいた、ファーム比較を引き合いに出して、できるだけ具体的にどんな仕事をやってみたいか、

自分が事前に調べてきていることのアピールの面もかねて説明できるようにしましょう。

やりたいことは業界軸とサービス軸の2つで伝えること
どちらかは「特にこだわりなし」もOK

まず、回答の基本方針ですが、業界の軸とサービスの軸の二つで回答すべきです。

業界というのは、自動車、重工業、公共、通信、金融、ライフサイエンス、流通、などのことで、具体的にどこかやりたい、あるいは興味がある業界などを伝えましょう。

サービス軸というのは、戦略策定、業務改善、SCM最適化、IT導入、マーケティング支援、財務戦略、デューデリジェンス、Pre M&A、Post M&A、などのことで、

粒度を細かくしていくともっとたくさんあるのですが、具体的にやりたいプロジェクトの内容になります。

コンサルティングファームの多くは業界、サービスの2つの軸でマトリクス状の組織をつくっているので、これを書く企業のホームページを見て、

そのホームページで使われている言葉で話すようにしましょう。

間違ってもアクセンチュアの組織の呼び方でデロイトの面接で話す、ということをしないようにご注意ください。

業界とサービス軸、特にこだわりがなければどちらかは
「特にこだわりはないです」というのもOKです。

しかし、サービスについてこだわりなし、と言ってしまうと
「コンサルティングファームの仕事いろいろあるけどなんでもいいの?」
「コンサルティングファームの仕事のこと、わかってないんじゃないの?」

と面接官に思われる可能性もあるので、興味のあるサービスくらいの位置づけで一応伝えるようにしましょう。

未経験の場合は「戦略策定しかやりたくない」はNG

学生さんの場合、社会人の方の場合のどちらでもですが、インターン未経験だったり、コンサル未経験の場合は基本的には

本当に自分の興味のあるところを伝えるのと同時に、
「仕事であればどんなことでもチャレンジします」という姿勢を示すべきです。

例えば、すでに製造業向け業務改善プロジェクトなどのコンサル経験がある場合は、「特に自動車関係会社向けの戦略策定がやりたいです!」

という伝え方で、過去に実行部分をやったので、今後はより上流に移りたいという伝え方をするのは違和感がないかと思われますが、

未経験の方ですとこのように
「それしかやりたくないということか・・・」
と面接官にとらえられる伝え方は避けるべきです。

その理由は、コンサルティングファームにおいて戦略策定と実行支援であれば実行支援の比重が大きくなっているからです。(※マッキンゼーは除く)

戦略策定プロジェクトと実行支援プロジェクトのどちらが重要か、どちらが偉いか、どちらがホンモノのコンサルなのか、

などという不毛な議論は置いておいて、実行支援プロジェクトがコンサルティングファームにもたらす売り上げが

戦略策定プロジェクトよりも大きいことは紛れもない事実です。

コンサルティングファーム内の人員の比率も3:7程度で
戦略策定よりの人材:実行支援よりの人材ですので、

面接官も実行支援よりの方が多くなる確率は高いのです。

そんな面接官からすると、「実行支援プロジェクトに興味がないのかな?」という印象がついてしまう人材にはネガティブなイメージを持ってしまいます。

面接の最初に、面接官自身がどんなプロジェクトを経験してきたのか伝えてくれる場合もありますが、あまり多くないケースですので、

相手がどんな人なのかわからない状況であれば、
「どんな仕事でも興味はあります」という姿勢で面接に臨みましょう。

どんなプロジェクトに入りたいかは、入社後に強烈にアピールすればOKです。

IT導入もやる意思があると伝えるべき

もう一つ、最近のコンサルティングファームで起きている現象と合わせてアピールすべき内容が、IT導入についての拒絶感がないことです。

どのコンサルティングファームも、IT導入をメインに担当するユニット、グループというものがあるのですが、

最近はこうしたユニットではなくてもIT導入を行う、あるいはIT導入のユニット、グループと協力してプロジェクトを行うというケースが増えてきています。

例えば私が関与したプロジェクトでは、以下のような例がありました。

  1. 自動車企業向けに初めは戦略策定プロジェクトが走り、施策の一つとして価格戦略の見直しが提案される
  2. 価格戦略の見直しが顧客に響き、さらに価格決定のメカニズム、算出方法や関係する要因の解説と他社事例の調査が依頼される
  3. 事例紹介の中で、価格決定に使用されるツールの存在が注目され、導入を依頼される
  4. 自動車業界向け戦略策定チームとIT導入チームが協力して、価格決定ツールの導入を行う

いつ、どんなタイミングでIT導入のプロジェクトに発展していくかはわからないので、

やりたいこととしてアピールするものの一つとして、IT導入の例を挙げてみるのはオススメです。

社会人の回答例

【回答例】社会人 - IT営業 - デロイトトーマツコンサルティング向け

入社後は、業界としては製造業、プロジェクトとしてはIT戦略策定、
IT導入支援などを経験したいと考えています。

私は現職では自動車業界向けの法人営業をしておりましたが、自動車に限らず
製造業におけるIT投資金額は海外の基準と比較して少なく、これは日本の競争力の
低減にもつながっているのではないかと考えております。

日本といえばモノづくりという感覚がありますので、世界と戦える競争力を日本の
製造業が取り戻す支援をしたいと思っており、ITにたいして適切に投資する、
そして投資するのであれば適切に利用できるものを作り上げるという意味で、
IT戦略策定、IT導入支援に関与したいと考えております。

御社はグローバルで非常に大きく力強いネットワークを持っており、IT関係の
知見もネットワーク内に豊富に蓄積されていると伺っております。
こちらは志望動機になりますが、日本企業の支援をするにあたり、そうした知見を
活用できる点は御社を魅力的な場であると考える理由にもなっています。

 【回答例】社会人 - 地方公務員 - アビームコンサルティング向け

業界としてはライフサイエンス、通信、公共、
サービスとしてはSCM、IT導入などに興味を持っています。

現在、区役所で購買関連の業務を行っておりますが、ライフサイエンスや
通信関係の投資金額が多くなっており、国としてもこれらの領域に注力する姿勢が
見て取れています。

具体的なサービスについては特にこだわりはありませんが、日本における
重要度の観点から、ライフサイエンス、通信業界向けの戦略策定、市場調査、
新規サービス立上げ支援、IT戦略策定、IT導入などに関与したいという思いを
持っております。

また、こちらも具体的なサービスにこだわりはありませんが地方公共団体での
勤務経験を生かした公共向けのプロジェクトへの参画や、購買業務の経験を生かした
SCM関連の最適化、業務改善、そのためのIT導入などは業界問わず経験したいと
思っています。

御社は特にIT導入と業務改善の部分で豊富な知見と実績を持っていると考えており、
私が関与したいと考えているプロジェクトも多数存在するのではないかと考えております。

学生の回答例

【回答例】理系学生 - アクセンチュア向け

私は数学科で得た知識を用いて、フィンテック領域のプロジェクトを
経験したいと思っています。したがって、御社の場合ですとFSIセクターの
戦略策定、IT導入支援などを経験したいと思っています。

御社はフィンテック領域では多数文献も出されており、調査事例などの
レポートも発表されておりますので、フィンテック関係のプロジェクトも
多数経験できるのではないかと考えています。

しかし、数学科で得た知識は財務モデリングなどにも活用できると思っていますので、
デューデリジェンスやM&A関係のプロジェクトにも興味を持っています。


【回答例】文系学生 - ベインアンドカンパニー向け

私は経済学部の知識を用いて、ビジネスデューデリジェンスを
経験したいと思っています。

ビジネスデューデリジェンスは多数の視点から企業をとらえるものであり、
かつ決められたタイムラインの中で責任をもって対応することが求められます。

ビジネスデューデリジェンスを経験することはビジネスマンとしての成長に
大きく寄与すると考えており、御社は特にこちらのプロジェクトが多いと
聞いております。

ビジネスデューデリジェンスのプロジェクトを業界問わず経験し、多くの
業界に対してビジネスモデル、財務数値、業界のトレンドなどの面で理解を
深めていきたいと考えております。

そうして身に着けた知識をもって、戦略策定などのプロジェクトも経験したいと
考えておりますが、現状は業界に関しては特にこだわりはありません。


よくある質問

今回はここまでにしておきます。

次回は、入社5年後と、将来的なキャリアパスについての答え方の例をご紹介します。

  • これまでの職務経歴は? / 大学では何に力を入れたか?
  • なぜ今転職活動をしているのか?
  • なぜコンサルティングファームなのか?
  • なぜうちなのか?
  • これまでの経験が、どのようにコンサルティングファームでいかせるか?
    • 大学での経験
    • 社会人としての経験
  • 入社後、どんなことをやりたいのか?
  • 入社5年後にはどうなっていたいか?
  • 将来的なキャリアパスはどう考えているか?

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