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[キャリアアップに有利!]コンサルティングファームで働くメリット5つ[若手にオススメ]

元コンサルとして、コンサルティングファームで働くことはとても良いキャリアだと考えています。

今回の投稿では、

  • なんとなくコンサルティングファームに興味を持っている人
  • なんとなくいまの職場は違う、転職したいと思っている人
  • 自分が何をしたいのかよくわかっていない人

を対象に、「コンサルティングファームに行くことが良いキャリアにつながる!」ということをお伝えしたいと思います。

結論: コンサルで働くとキャリアアップに有利!

結論としては、コンサルティングファームで働くことで、あなたの
キャリアはそれ以前のキャリア、

コンサルティングファーム以外のキャリアと全く異なるものになります。

チャレンジ出来る仕事は増え、権限は大きくなり、仮に未経験の仕事でも
どんどん任せてもらえるようになります。

具体的に言えば、新卒から働き続けた場合は20年かけて到達するような
経営企画、事業企画などのポジションに、

コンサルを3年経験していれば挑戦できるようになります。

何故コンサルティングで働くことがキャリアアップに有利なのか、その理由は以下の5つです。

  1. ビジネスマンとしての基礎スキルが3か月で平均以上に到達する
  2. 接する顧客は事業部長以上や取締役クラスで、経営目線が身につく
  3. さまざまな業界の経験が評価される
  4. 変化への適応力が身につく
  5. いろいろなキャリアを選択する人がいて参考にできる

以下、順番に説明します。

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ビジネスマンとしての基礎スキルが3ヶ月で平均以上に到達する

顧客から求められる水準が高いため

コンサルティングファームでは、立ち振る舞い、資料などの提出物についてはほかの業界の水準を上回るものを求められるのが通常です。

年齢は関係なく、たとえ入社3日目であっても顧客の前では一人のコンサルタントとして恥ずかしくない状態が求められます。

入社後3か月、あるいは研修期間を通じて、周りの先輩コンサルタントが
あなたに徹底的に以下スキルを叩き込んでくれます。

あるいは、マネージャーから詰められながら教えてもらうことになります。

入社3か月でできるようになること

  • ストーリーを意識したPPT資料の作り方
  • Wordファイルを用いた議事録のとりかた、
    ピラミッドストラクチャーを意識した構成
  • Excelのよくある関数の組み合わせ
  • PPT、Word、Excelの各種ショートカットキー
  • 会議のファシリテーション方法
  • プレゼンテーション方法
  • Google、本屋、各種参考文献を用いたリサーチ

コンサルティングファームで身につけられた基礎スキルは
どの業界でも役に立ちます。

あくまで基礎スキルであることに間違いはありませんが、
たとえ内容が同じものであってもドキュメンテーションのレベル、

プレゼンテーションのレベルが違えばそれは全く別物に見えます。

その分コンサルティングファーム出身の人間は基礎体力の部分で
ほかの企業で働いていた人材よりも有利になります。

ベンチャー企業や新しい取り組みを始めている大手企業では、
採用面接の場で候補者に事前にPPT資料を作成させ、

プレゼンテーションをさせる例もあります。

こんなとき、コンサルティングファームで身につけられたリサーチ能力、
ドキュメンテーションスキル、

そしてプレゼンテーションスキルは遺憾無く発揮されます。

いつも通りやってみただけの感覚が、面接官から大絶賛される、
ということばかりになるでしょう。

接する顧客は事業部長や取締役クラスで、経営目線が身につく

コンサルティングファームでは、プロジェクトの中で接する
クライアント側の担当者が事業部長や取締役レベルになります。

そうした経営に近い目線を持ったクライアントと日々接することで、
経営目線の質問やツッコミにさらされ、

コンサルタントも成長していきます。

製造業の現場では日々モノづくりにいそしんでいるなか、
経営者はモノづくりの限界を感じ始め、

「これからはコトづくりだ!」という強い意志のもと
かつて私が所属していたコンサルティングファームに

依頼が舞い込んだことがありました。

こうした、実際にビジネスを運営し、環境変化にさらされ強い
危機感と責任感を持っている経営者の方々と日々接することで、

意識しないうちにコンサルタントは内面から変わっていきます。

しょうもないところから言えば、日経新聞を読んでいなかった人が
読むようにもなったり、業界雑誌を読むようになったりもします。

そうしたモチベーションの変化の部分と、経営者の抱える鬼気迫った
経営目線に触れられることで、コンサルタントも

その後のキャリアにおいて経営目線を手にすることができます。

経営目線とは、ビジネスを構造からとらえる視点

経営目線とはどんなものかというものについて、私なりの考えを
書かせていただきます。

経営目線というと、
「どうやって売り上げを伸ばそうか」とか「どうやってコストを下げようか」

と考えることと思われがちだと思います。

私の考えでは、ビジネスを構造でとらえること、モデルで
とらえることが経営目線であると思います。

例えば、クレジットカードの決済。
このビジネス、参入する余地があるでしょうか。

こうしたことを考えるときに、まずはクレジットカードの決済を
ビジネスモデルでとらえます。

決済は、以下の関係で行われます。

  • 個人⇔(商品)⇔加盟店⇔( 代理決済・手数料 )⇔クレジットカード会社
  • 個人⇔(支払・請求)⇔クレジットカード会社

実は、日本では(代理決済)の部分に、隠れたステークホルダーとして、
決済処理を実行するNTTデータがいます。

そして、ここで手数料が約1%程度とられています。
もし、これを手数料0.1%で提供できれば?

このような考えから最近では多くの決済サービスが生まれています。

経営目線とは、ビジネスを俯瞰的にとらえ、
「なぜこうなっているのか?」
「もっとこうしたらおもしろいんじゃないか?」

と考える視点であると思います。

普通に生活していると、なかなかこうした考えはできないものです。

しかしながら、コンサルタントはこのような問いに常に全身全霊で
立ち向かっている経営者と日々語り合うことができるのです。

すごく、お得だと思いませんか?

さまざまな業界を経験できる

コンサルタントは、一つの企業に勤めながら複数業界、
そして複数サービスを経験できる非常に珍しい仕事です。

通信をやったと思えば保険、その次は航空など、プロジェクト依存ですが
様々な経験をすることができます。

こうして経験した業界の全てが、コンサル卒業後のキャリア候補になります。

今後、何をしたらいいのかわからないという人にとっては、
とりあえずコンサルティングファームで働くことで、

本当に面白いと思える業界を見つけることも出来るでしょう。

また、複数業界の経験があることは、そうした業界を顧客とする
事業会社にとっても魅力的に写ります。

例えば、通信業界向けのコンサルティングを行なったことのある人材は、
通信業界と戦略提携を結ぼうと考えている

スタートアップの企業からは非常に欲しい人材になります。
戦略提携業務のマネージャーとしてうちに来てくれ、

というオファーをもらっているコンサル3年目の人なんかもいました。

転職をすることが当然にもなっている今の世の中で、転職という
リスクを負わずに複数業界を経験できることも、

非常にお得なことだといえるでしょう。

変化への適応力が身につく

コンサルをやっていると、色々やりすぎて「結局自分は何が出来るんだっけ?」と思うようになります。

答えは、適応力です。

数年やっていれば得意分野も出来るでしょうが、
コンサルティングファームで培われるスキルのうち、

今の市場でもっとも重要なスキルは適応力です。

顧客やプロジェクトが変われば、
顧客の商習慣、市況、普段使用されている単語、KPI、

実施する作業、会議スケジュール、作成する成果物などももちろん変わります。

プロジェクトは短ければ2週間の物もあるので、こうした変化に
迅速に適応し、期待を超えたパフォーマンスを出すことが求められます。

コンサル3年目にもなれば、まず「どんな仕事でもかかってこい!」と思える
くらいにハートが強くなりますし、

そうするとさらにどんどん仕事を任せてもらえるようになります。

履歴書は複数の経験で埋まることになり、コンサル卒業後も
「自分はどんなことでもできる」という自信を持ちつつ、

新たな仕事にもチャレンジすることができる人材になるでしょう。

いろいろなキャリアを選択する人がいて参考になる

コンサルで働くと、いろんな人がいます。

事業会社からきている人、他のコンサルティングファームから
きている人、MBA帰りの人、海外大学出身の人、

国家公務員だった人、国連から来た人。

そして、いろいろなところに転職していく人もいます。

事業会社に行く人、フリーランスになる人、商業ビルの経営者になる人、
投資銀行に行く人、ワーホリに行く人。

いろいろなバックグラウンドを持つ人が、それぞれの価値観で
キャリア選択をしていきます。

こうした方々とお話ができて、それぞれのキャリア選択の背景を
お聞きできることで、自分自身のキャリア選択において
参考にすることができます。

コンサル卒業後も仲が良ければ飲みに行く機会などはありますし、
そこでコンサル卒業後の転職先の内部事情なんかも

聞けたりします。

こうして仕入れた情報をもとに、様々な業界を経験できるコンサルティングファームの特色を生かし、自分の望むキャリアにつながるような

経験を積んでいくことができる、これがキャリアアップにおいても特に
重要かつ効果があります。

このように、身の回りに参考にできるキャリアの例がたくさんあるというのも、コンサルティングファームで働くことの大きなメリットの一つです。

おわりに

以上までで、コンサルティングファームで働くことの
メリット5つを説明しました。

結論は冒頭でお伝えしている通り、キャリアアップに非常に有利です、
というものです。

実際、世間を騒がせているスタートアップ企業などは
社員の大半の人がコンサルティングファーム出身だったりします。

大企業の求人などでも、必須要件として
「5年以上の関連業務の実務経験、もしくは
コンサルティングファームなどでの3年以上の実務経験」

と記載をしている例が見受けられます。

いろいろなことをやれるということはそれだけで毎日が刺激的ですし、
今の世の中、生き残れるのは適応力を持った個体だけですから、

もしご興味があれば、コンサルティングファームを目指してみるのも
よいキャリアにつながると思います。

ご参考になれば幸いです。

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